2014/12/31

年末に花の絵を描く話 2

年末に花の絵を描くお話…、その続きです。


やはり赤だ。
紅い芍薬。
タイトルは「赤芍」、英語で「Red Peony」で。

日本画風にここで寸止めという選択もあるのだけれど、今回はも少しクドく行くことにする。
なぜならば、一番最初に閃いたラフのイメージを大切にしたいから…って、説明になってないな…


赤にこだわり過ぎて、ダークなイメージになってきたぞ。
ちょっと演歌な世界すぎるか?
これでいいのか?

ちなみに「Red Peony」で検索をかけると、
なつかしの任侠映画「緋牡丹博徒」がひっかかってきてビックリ。
Red Peonyって緋牡丹なの?

なるほど、英文Peonyは、牡丹、芍薬ひっくるめた名称とのこと。
芍薬の英訳、正確にはChinese Peonyであるらしい。
藤純子が片肌ぬいで「人呼んで緋牡丹お竜と発します」の世界観には、このダーク感、ぴったりなんだけれどな……

再び、これでいいのか?大丈夫か?
と自問する。


そして背景色、変更。

そ、そ、この感じ。
光がぽーんと立って…なかなかいい感じ。
それに合わせて、花びらの細部を描き込んでいく。

だんだんゴールが見えてきましたよ。

     ………て感じで来年も、よろしくお願いいたします。

2014/12/26

年末に花の絵を描く話

今年ももうすぐ終わり。

毎年12月に入ると新作の絵を一点描き始める。
出来上がった絵を使って来たる年のイラテック年賀状にするのが、
ここ10年来の恒例行事となっている。

さて今回は、去年あたりから描いては直しを繰り返して、
いまだ完成に至っていなかった花の絵をちゃんと完成させて、
その任に当たらせようと目論んでみた。


始まりはこんな感じ。
こんな感じの絵が描きたいとラフを描きなぐった。

ううーん、これじゃなんだか分かりませんね……。


ラフを幾つか起こしているうちに、芍薬を描いてみようという気になっていく。

立てばシャクヤクの芍薬。

春に牡丹園で撮った写真などを見ながら、下絵をおこしていく。
だんだん花みたいに見えてきたよ。


ラフの絵から本番の線画をおこしていく。

ぱっと見にはラフと変わらないかもしれないけど、本番ですコレ。

その花の真ん中から力強さが溢れてくるような…
そんな芍薬の花が描ければ… と。


彩色。
バージョン1。

うーん、ちょっと大人しいかなあ。

             ……つづく。

2014/12/20

YTロゴ


Yla-TechのFacebookページのヘッダ画像のために
新たなロゴデザインをおこしてみました。

うーん、どっかで見た気がする?

気のせいじゃないかな。

Yla-Tech Facebook

2014/11/30

本日の Wabi Sabi

「百日紅」と書いて「さるすべり」はその名の通り、
8月から10月にかけて、百日もの長い間、綺麗な紅の花を咲かせる。
ちなみにその幹は樹皮が剥がれたような滑らかな表面で、
猿が登ろうとしてもツルツルでスベっちゃうでしょ…
で、こちらもその名の通り、さるすべり。

花のつきは今年イマイチだったものの、
一応夏から秋にかけて、にぎやかに庭を彩ってくれたうちのさるすべり。
本日庭の手入れのついでに、ちょっと早いが剪定した。

花が終わったさるすべりの枝は、割りと強めに剪定するのがコツ。
思い切って枝の根元からチョッキンちょっきん切ると、
翌春にはそこからまた強い枝が伸びてくる。
力強い循環。

さて、切り取った枝を眺めてみると、
なかなかに良い造形なので…

こんな感じで飾ってみました。




本日の Wabi Sabiでした。

2014/11/22

Bali Temple Explorer

このところ、制作をしている新作マンガの資料として、
バリ島の写真集や、関連サイトを漁ることが多いんだけれど
そんな時いつも、ついつい見てしまうのがこのサイト。

森の奥に静かに佇むバリ寺院をバーチャル観光できるサイトです。

一時期、こんな感じの「マルチメディア」的、「インタラクティブ」的(共にIT死語ですかあ?)なアプローチのウェブサイトっていくつか見かけたが、このサイトはなかなか秀逸な出来。

画像の美しさ、音楽や自然音の心地よさ、それに何よりの空気感…、
そのどれをもが素晴らしく、つい時間を忘れてうっとりと眺めてしまいます。

バリ好きの方で、ご覧になったことのない方はゼヒ。
かなり、行った気になりますよ。



2014/11/11

「忌野清志郎展」@宝塚手塚治虫記念館

宝塚手塚治虫記念館で開催されている「忌野清志郎展」に行ってきました。

手塚治虫記念館で、清志郎さん展。
なんだかとても感慨深いものがあります…。

昔、RCサクセションのマンガを描かせてもらったご縁で、
若い頃ちょっとだけ、清志郎さんに遊んでもらった時期があります。
家に遊びに来てもらって絵を見てもらったり、焼き肉をご馳走になったり…、
なんのハズミでかライブ演奏に一緒に混ぜてもらった事もありました。
それらは僕の中で宝物のような思い出となっています。
清志郎さんはほんとにマンガが好きで、
だからガロでデビューしたというだけで、僕のことも面白がってくれていたようでした。

そして、それ以後僕は長い間、手塚治虫の仕事に関わることになります。
そんなこんなで、この展覧会は実に感慨深いモノなのでした。


久しぶりに宝塚花のみちを歩き、大劇場を過ぎて、記念館に入ります。

記念館を訪れるのは、たしか我がイラテックが手がけさせていただいた館内手塚治虫データベース検索機「手塚治虫モビール」のリニューアル公開時以来だから、10年ぶりくらいになります。

記念館に関しては、今年も4月に、Googleが歴史的な写真や文書を紹介する「Google歴史アーカイブ」に於いて「手塚治虫記念館」編を制作したりしたので、そんなに久しぶりって感じはしないのですが、リアルに行くのはやはり10年ぶり…、なんかかなり、懐かしい感じです。


さて、企画展「忌野清志郎展」会場に入ると、
会場内から「スローバラード」が聴こえてきて、もうすでに胸にぐっと迫るものがあります。
懐かしいRCのレコードジャケットの数々の間を抜けると、いつもの企画展のメインステージ、「ガラスの地球」の真下のホールには、清志郎さんのハデハデ〜なステージ衣装が展示してあって、その上のモニターでは武道館でのライブ映像が流されています。
聴こえてきたのはこの音楽だったんですね。
曲はやがて「雨上がりの夜空に」に変わります。
くーーーーっ。

それを聴きつつ次のコーナーに移ると、そこには清志郎さんの数々の絵画やマンガが展示してあります。
特に、2006年に描かれた、闘病中の自画像に激しく胸を打たれました。
こってり油で塗られたその自画像は、何て言うか、とても、強い…絵でした。

会場を出ようとする僕の後ろから、「イエーイって言えーい」という清志郎さんの声が聞こえてきました。
イエーイ! いいものを見せてもらいました。

「忌野清志郎展 〜手塚治虫ユーモアの遺伝子〜」は来年2月20日まで開催されています。

2014/11/06

清酒「官兵衛」と姫路おでん

清酒「官兵衛」と姫路おでん。生姜醤油でいただきます。
姫路からの帰り。

駅近くでちょっと時間があったので、横丁の立ち呑みでさくっと30分ほど。
それにしても、何でも安くて旨い。
件の「官兵衛」酒を2杯、おでんを2種、「二度漬け禁止」の串カツを二本食して、お勘定は千円ちょうど。
隣のお客さんのオススメは「ここの粕汁めっちゃ旨いでー」だったんだけど、
時間的にそこまでたどり着けませんでした。
残念。

案の定というか、思った通りというか、姫路の町はなかなかの官兵衛フィーバーぶり。
記念に綺麗になった姫路城をパシャリ…と、思ったんだけど、
ほろ酔いのせいかボケボケになってしまいました。

2014/11/01

山の中のお煎餅屋さん

父のお伴で兵庫県の山の中にある漢方薬局へ。

その帰りに連れて行ってもらったのが、近くのお煎餅屋さん。
煎餅を売っている棟とは別棟に、茅葺きの古民家を使った休憩処がありました。

侘び寂びワールド…ある意味アミューズメントパーク。

美味しいぜんざいを頂きました。




水車小屋では餅米をついています


壁にかけられた一輪も侘び寂び…

2014/10/30

コスモス畑

久しぶりに実家に帰ってみたら、家の周りが一面のコスモス畑になっていてビックリ。

休耕田を利用してコスモス畑にしているようです。
いい感じ。

2014/10/25

山法師十月


この時期の庭は枯葉でいっぱい。
掃いても掃いても、あっという間に芝の上に枯葉は降り積もる。
山法師(やまぼうし)の木もあらかた葉が落ち、すっかり寒そうな出で立ちになってしまった。

この絵は2年前に開いた個展用に描いたもの。
「山法師十月」
山法師になる赤い実は、奇妙な形をしていて、
見ようによってはミッドセンチュリーのオブジェのようにも見える。
枝に止まりその赤い実をついばむ小鳥、 ふとこちらを振り向くと、不思議な事にその目も紅い。

ところで残念ながら、うちの山法師の木は栄養が悪いせいか、それとも他に原因があるのか、
未だにこの赤い実をつけた事がない。

待ち焦がれていたのに、、、
今年もついに赤い実を見る事が出来なかった。
ほんとに山法師なんだろか、、、、?

2014/10/23

イラテックFacebook

だいぶ前に開設したはいいものの、ずっと放置状態になっていた
イラテックFacebookページ、、、。
このままじゃイカン!ちったあーなんとかしなきゃ、、、と、
とりあえず、ヘッダー用にイラテックロゴがプリントされた
タグのイラストを起こしてみました。

けっこうリアルタッチな出来上がり。

2014/09/12

明日はお祭り


明日は祭りだ。

ここへ引っ越して来てから、毎年この祭りには参加して、今年で5回めになる。

神輿かついでおよそ3キロの道のりを練り歩き、担ぎ手の意気が上がってきたら、所々で走り出す。
海へ着いたら着いたで、波打ち際を水しぶきを上げながら、
神輿を担いだまま全力疾走するというなかなか勇壮な祭りだ。

海辺の鳥居を神様と供にくぐり抜け、夕暮れの中、もと来た道を神社へともどる。
祭り囃子を聞きながら夜を過ごし、
最後の最後に、神社の周りをまたしても神輿担いで全力疾走する事になる。
何周するかは、その時の盛り上がり次第、、、、。

いつもヘトヘトのヘロヘロになって長い一日が終わる。

ちなみに、写真は去年の私の勇姿(?)。
真っ黒なサーファーのにいちゃん達と混じって、頑張っています。

2014/09/10

中秋の名月2014

サトコが「ちょっと」と呼ぶので行ってみると、小さなお団子がこさえてあった。
9月8日が十五夜、中秋の名月だという。
一日遅れだが、今夜はお月見を、という趣向らしい。
で、私は自転車にのって、近所にススキを取りに行く。

取って来たススキを縁側に飾り、お団子をお供えして、、、、と。


そして、月を待つ。



中秋の名月 2014。

2014/09/06

「森の伝説」


昨夜は横浜に手塚治虫のアニメ映画「森の伝説」を観に行ってきました。
この作品はチャイコフスキー交響曲の調べにのせて、
全4楽章を4つのエピソードで描くという実験アニメ作品。
しかし、制作半ばで病に倒れたため、手塚治虫の手で完成したのは第1楽章と第4楽章の2部だけでした。

さて、そのまま長い間封印されていたこの未完の作品、その遺志を継いだのが、息子である手塚眞監督です。
そしてついに、昨日より始まった「手塚治虫アートアニメーション特集上映」で、
6年間の制作期間を経てこのたび完成した第2楽章が、先の2部とともに上映されたのでした。
なお、初日の昨日は、眞監督のトークイベント付き。

長い間、手塚治虫関係の仕事に携わってきた僕ですが、
この未見の作品をいつかちゃんと観たいと思っていたので
これは良い機会と、出かけて行った次第です。

で、「森の伝説」です。
手塚作品の重要なテーマの一つである「自然の素晴らしさとそれを破壊する人間のエゴ」、
それをストーリーの軸に、様々なアニメ手法を次々に用いて描き出したこの作品は、
まさに手塚版アニメの歴史そのもの。
手塚治虫のアニメに対する強い愛情、アニメに対するオマージュをひしひしと感じる作品です。
それに続く眞監督による新作、第2楽章。
手塚治虫が先の作品で表現しようとしたアニメへのあくなき愛情と実験精神を受け継ぎつつも、
それはまさに、今の時代の実験アニメになっています。
そしてなにより、その絵が美しい…。
和紙のテクスチャーを用いた静謐な森の表現や、シズル感溢れる水の表現にうっとりさせられました。

上映終了後は、眞さん、制作に関わった手塚プロの皆さんと供に、夕食を御一緒。
制作の裏話などなど楽しいお話をいっぱい聞かせてもらいました。
あー、面白かった。

ちなみに、横浜ブリリア・ショートショート・シアターで行われている
「手塚治虫アートアニメーション特集上映」は今月14日まで。
「森の伝説」の他、代表的な手塚治虫の実験アニメ作品が上映されます。
興味のある方はぜひ。

http://tezukaosamu.net/jp/news/n_1478.html

2014/08/18

もうすぐ花火!

房総の山の中の町で行われる花火大会。 

打ち上げ数はそんなに多くないのですが、
のんびりのどかにゆっくりと、夜空に花火を打ち上げていきます。 

花火の音が、山に反響して、お腹にひびきます。 

見上げる人達も、 のんびりのどかにゆっくりと、花火とゆく夏を楽しみます。

2014/08/16

燈籠流し

本日は一宮の燈籠流し。 

毎年恒例で我がイラテックも、様々な願いを寄せて
流させていただきました。

2014/04/08

Google Cultural Institute

昨日、4月7日は鉄腕アトムの誕生日。

設定ではアトムは2003年4月7日に生まれた事になっていますので、昨日で11歳になったことになりますね。
さて、そんな日を記念して、こんなお仕事やらせていただきました。

Google Cultural Institute、
これはGoogleが紹介するネット上の歴史博物館、美術館みたいなものなんですが、
この歴史アーカイブに手塚治虫のコレクションを公開しました。

「手塚治虫 テレビアニメ・黎明編」「手塚治虫 漫画の神様・復活編」「手塚治虫記念館」、
この3つの展示で、写真、イラスト、動画など約170点を公開しています。
ぜひ、ご覧になってみてください。

http://www.google.com/culturalinstitute/collection/tezuka-osamu

2014/03/31

新作連載マンガのリリース延期のお知らせ

ああー、3月も終わりになってしまった。

今月中に電子書籍として発表する予定だった新作連載マンガのリリースが、
案の定というか、やっぱりというか、、、
大幅な作業の遅れによって間に合わなかった。

待ってくれていた人、ごめんなさい。
関係各所には、ご迷惑をおかけしてしまって大変申し訳ありません。

現在、改めてスケジュールを調整中ですので、リリース時期が決まり次第お知らせします。
もおちょっと待ってね。

2014/01/09

2014年 新年のご挨拶


この年末年始は久しぶりに、
僕と妻の実家である兵庫県、石川県に、ダブル里帰りを強行した。
車に犬猫を同乗させての8日間、走行距離1720kmのロングドライブだった。

日本海側から太平洋に向かい、日本列島をまっぷたつに横断して
こちらに帰り着いたのが6日の夜。
その後は荷物のかたづけや、長旅を耐え抜いた愛車の掃除、迫り来ている仕事の準備、
そして昨日は妻の誕生日のお祝いお出かけ、等々…、
それらに追われてほとんどPCを起動することのない希有な日々を過ごした。

さて、そんな訳で恒例の年頭ご挨拶ブログも更新しないまま今日にいたり
いっそこのままスルーしてしまおうかとも思ったのだけれども……、
いやいかんいかん、初詣でひいた気多大社のおみくじにも
「古きを捨てて新しきにつくがよろし大吉」とあるではないか、
なんのこっちゃ分からんが、ちゃんと年始の挨拶はしておこーと
思い直したのが当ブログとなった次第。


では、
あらためまして、皆様、あけましておめでとうございます。
皆様にとって(私にとっても)本年が素晴らしい年である事を
心よりお祈り申し上げます。

で、絵柄は本年の年賀状。
今回のなにやらゴチャゴチャしたサイバー仏壇のごとき絵柄は
現在制作中の新作マンガ「GATI」から描き起こしたイメージイラスト。
くわしくはイラテックサイト、トップページをご覧ください。
 (左上のYla-Techロゴをポチッ)

という訳で、みなさま
本年もよろしゅうお願いいたします。