70年目をむかえた終戦記念日の前日、8月14日に
WEBコンテンツ「手塚治虫と戦争」を公開することができました。
ここ数ヶ月はこの制作にガッツリと取り組んでいたため、
やっと一息ついて遅ればせながらの夏休みをとっているところです。
公開直後にツイッターで公開の旨つぶやいた所、
思いのほか反響があり、数多くのリツイートもしてもらい驚いています。
リツイートによせられる言葉も
「労作」「力作」「必見」というありがたい言葉が多く、
こういう言葉をきくと「ああ、頑張ってやって良かったな」という思いがひしひしと湧いてきます。
皆様、本当にありがとうございます。
今回の企画の意図は、戦争に関する手塚治虫の体験、作品、メッセージを、
こちらで用意した演出で見せるのではなく、
なるべく「ナマ」のまま伝えよう、という事でした。
必要最小限のマンガ作品に付ける解説文の他は、
全て手塚治虫自身の言葉と手塚治虫が生み出した作品で構成しています。
体験やメッセージに付けた画像も、そのリアルな息遣いを感じてもらうために
紙の汚れや、修正の跡も生々しい原画をスキャンしたものを使いました。
そのかわりといっては変ですが、サイト全体のデザインは
SNSのタイムラインやWEBメディアを思わせる、ユーザにとって直感的に分かりやすい
今日的なWEBデザインを踏襲したものにしました。
そのままではあまりにも、生真面目で重苦しくなりがちな内容を、
明るくシンプルなデザインでサラッと読めるように、、、。
考えてみれば、手塚治虫作品にもよくこういう手法が使われています。
ストーリーがおもーく、息苦しくなってくると、
いきなり無意味なナンセンスなギャグが挟まれ(代表的なのはヒョータンツギ!)、
読者の緊張を緩和するみたいな感じ。
これもある意味、手塚作品の醍醐味ですよね。
それにしても、今回も制作でご一緒した黒沢哲哉氏の「手塚治虫愛」には、改めて驚かされました。
膨大な手塚作品の中から戦争に関するものを選び出し、解説文をつけていただきました。
それだけではなくエッセイ集、講演集、手塚治虫の日記から、この企画に合致したテキスト、
つまり「手塚治虫の言葉」を選び出すという、この企画の「キモ」も担当していただきました。
さすが、、、としか言いようがありません。
さて、おととい16日、盆の送り火という事で
地元、一宮で「燈籠流し」が行われました。
この「燈籠流し」は観光客がどっと押し寄せる盛大なお祭りというほどでもなく、
地元の人達が集まるささやかな催し物といった感じなのですが
その規模感がちょうど良くて、我々も毎年参加させてもらっています。
いつもなら燈籠にイラテック「商売繁盛」「家内安全」といった、
かなりエゴイスティック(笑)な祈願をしたため川に流すのですが、
戦争の事を考え続けた半年を経て、今年は素直な気持ちで、
この祈願を付け加えました。
燈籠はゆっくりと川面を流れて行きました。 Peace