2015/06/04

「Old Bali」な感じ


バリには三度行った。
いずれもわりとたっぷり期間をとった滞在だったが、
それもずいぶんと昔の話。
考えたら最後の渡航から、はやもう15年以上経ってしまった。



たまに懐かしく思い出し、
バリ在住の方たちのブログを読んでみたりするのだが
やはりバリもずいぶん様変わりしているようだ。



変化は当然のことながら、少し残念なような気もする。
個人的には1920年代から30年代くらいの「Old Bali」にすごく惹かれるからだ。
西欧人によって観光地化される前、まだまだ未開の島だったバリ…
ヴァルター・シュピースが足を踏み入れ抜け出す事が出来なくなってしまった迷宮のバリ…
美と祝祭と神々と魔法と陶酔がまだまだ色濃く渦巻いているバリ…。



この写真達は二度めの渡航時1997年に、
当時出始めたばかりのやたら画素数の低いデジタルカメラで撮ったもの。
懐かしいので、更にナツカシ加工を加えてみると
こんな感じに仕上がった。


魅惑の1920年代とまではいかないけど、
かなり古き良き「Old Bali」な感じ、
…だと思う。


2015/06/03

雨とドクダミ


本日は雨。
窓越しに家の裏手に目をやると、あたり一面
「ドクダミ」の花が咲いている。
雨によって深く沈んだみどりの葉と、可憐な白い花とのコントラストが際立ち、
その風景はとても美しい。

「ドクダミ」という植物があるのは知っていた。
「ドクダミ茶」とかあるし、なんか薬草なのではないかというのも
なんとはなしに知っていたと思う。

でも、きっとその名の通り毒々しい植物なんだろうとイメージしていた。
魔法使いのおばあさんが、まがまがしい色の草花を
鍋に入れて煮込んでる…、みたいな。
ごめんなさい、ドクダミさん、誤解していました。


ドクダミは日陰の湿った場所を好む草で、その生命力、繁殖力はとても強く、
よって雑草あつかいされる事が多い。
葉っぱには独特の強い匂いがあり、それが由来で
「毒をためている草」「毒ため」転じて「ドクダミ」の名になったという説がある。
僕は、この匂い、そんなに嫌いじゃないけどね。

どこにでも生えている野草の割には、薬草としても優秀で、
古くから人々に大いに利用されてきたらしい。
抗菌作用、傷口の止血、高血圧、動脈硬化の予防、便秘、風邪、蓄膿症、冷え性、
等など等などに効果があるというから、じつに見事な万能薬ぶりで、
それゆえ、「十薬」という別名もある。
また、その効能によって「毒を矯(た)める(治すの意)」「毒ため」が、
その名の由来だという説もある。
うーん、どっちなんでしょうね。


さて、そのドクダミが、
小さくて可愛らしい花をあちらこちらに咲かせる季節になってきた。

花は6月から7月の間、梅雨の時期が近くなると咲きはじめる。
続けと、紫陽花も咲き始める。

もうすぐ、雨の季節です。


2015/06/02

twins




twins
以前、雑誌の表紙用に描いたものをリメイクしてみた。


2015/06/01

カケスの朝


気持ちの良い月曜日の朝、
モニターからふと目を上げて、仕事場の窓越しに外に目をやると、
窓際の木に30センチくらいの鳥が止まっている。
いつものカケスだ。
赤みをおびた柔らかい茶色の身体、頭はごま塩、
翼の内側の一部分が鮮やかなブルーの縞模様になっていて、これがすごく目立つ。

最初、この鳥を見た時には、この色にずいぶん驚かされた。
早速調べてみて、ああ、これがカケスという鳥なのかあー、と分かった次第。

美しいその羽根の色とは裏腹に鳴き声は渋く、
「じぇー、じぇー」としわがれた声を出す。
英語名はその鳴き声から「Jay」というらしい。
じぇじぇ(古っ)。

この所、こいつがよく、この枝に現れるので楽しみにしている。
ぼんやり眺めていると、キョロキョロと辺りを見回したり、羽繕いをした後、
しばらくして飛び去っていった。


花や木、山野草の名前をひとつずつ覚えていく。

姿や鳴き声で鳥の名前もいくつか言えるようになってきた。

今さらだけど、まだまだいろいろと知る事ばかり。
そして、覚える度に、たいした事はないんだけど…
ちょっとだけトクしたような気分になる。 


2015/05/27

「Another Green World Ⅲ」






Photo and Illustration
シリーズ「アナザグリーンワールド」の為の習作5点。
今回はとくにコメントなし。


2015/05/25

ヤマボウシ5月


今年の庭のヤマボウシ。
いつもより花のつきが良いような気がする。
ヤマボウシと言うと、白い花が一般的らしいけど、うちのヤマボウシはうっすらピンクの紅花山法師。


 以前、秋の枯れかけたヤマボウシをスケッチをして、一点の作品にした。


「山法師十月」
これはその部分アップ。
ヤマボウシの特徴である不思議な形の赤い実を、ついばむ小鳥の絵にしてみた。

しかし、(これは以前にも書いたんだけど)毎年楽しみにしているのだが、残念ながら何故か、うちのヤマボウシがこの実をつけたのを見たことがない。
だからこの絵も、スケッチした葉っぱの絵に、資料で見て描いた実を加えたのだった。

なぜなんだろう…、そもそも、この木ホントにヤマボウシなの?
と、やや疑心暗鬼になりかけていた去年の秋。
でも大丈夫。
今年の花を見ると、やっぱりこれはヤマボウシに間違いない。

今年は赤い実、
期待できるかな?


2015/05/23

てっぺんかけたか2015


今年もまた
空高くホトトギスの声が響く季節になってきた。

ホトトギスは5月中頃に
インド、中国南部から飛来してくる渡り鳥らしい。
そして、気持ちの良い五月の青空に、例の特徴的な
「きょきょ、きょきょきょきょおーーーーっ」という鳴き声を響かせる。

前回のモグラに引き続き、またまた田舎ネタになってしまうのだけど
僕がこのホトトギスの声を初めて耳にしたのも
この地へ引っ越して来てからの事だった。
ビバ田舎…、もいいか。

もちろん最初はなんの鳴き声か分からない。
でも、その変な鳴き声を聞いているうちに
ひょっとしてこれって「てっぺんかけたか」って聞こえる…?
という事はこれってもしかして…?
と思い当たったのがホトトギス。

その時の事を
引っ越して間もなかった4年前のブログに書いている。
この鳴き声とホトトギスを結びつけてくれたのは
昔読んで印象に残っているマンガのおかげだったようだ。


さて、2015年の「てっぺんかけたか」、
今年ももうこの季節かあ…、とあらためて感じる。
すっかり、咲く花や、鳥の声で
季節がわかるようになったもんだ。

「鳴かぬなら いないんじゃないの ほととぎす」イラ 


2015/05/22

猫にモグラ


またもや猫のはなし。

うちの猫はその身体の大きさから、そう推測したのだけれど
生後およそ半年くらいの時に、
ふらりと現れ、やがて住み着き、そして飼われる事となった。
それまでは自然豊かなこの辺りをねじろとして
ワイルドライフを生き抜いてきた、いわゆる野良猫だった訳だ。

よって、飼い猫となった今でも
甘えん坊で愛くるしい仕草や表情の裏には
しっかりとワイルドな顔を持っていたりする。

庭で遊んでいる姿を見ていると、
突然凶暴なハンターと化し、小動物を狙っている姿をよく見かける。
その表情は我々がよく知っているいつもの猫のソレではない。
発する空気は、まさしく野生そのもので、まさしく別人ならぬ別猫のようだ。

さて、そんな理不尽な襲撃者の犠牲になるのは
トカゲや蛇、ウグイスなどの小鳥、ネズミやモグラ等など…、
一度などはかなり大きい山鳩を捕まえてきて
我々を慌てさせたりもした。
(上の写真は執拗に獲物をいたぶる極悪猫の様子。
 ま、彼女も抑えきれぬ本能のままにやってるのだろうが…)

で、今日も犠牲者が出る。
今回の犠牲者はモグラ。
こんな感じです。

かわいそうに、無理やり地上に引っ張りだされたらしく
キューとのびちゃってる。


ところで、僕はこの地に来るまで
モグラというものを見たことがなかった。
もちろん、絵やイラスト等のキャラクターとしては、すっかりお馴染みのモグラだけど、
これまでの都市生活の中には、その姿を間近でじっくり見る機会というのは、
なかなか入り込んで来るものではなかった。
ビバ田舎生活。

で、しげしげとモグラを見てみると…、
そのぷっくりとした胴体や、つややかな毛並み、
そしてトレードマークの鋭い爪を持った平たい前足、尖った鼻…、
そのどれもが、なかなか愛嬌があって可愛らしい。

ゆえに、ネコがモグラを襲うのを見つけた時には
僕も妻も声をあげて止めたりもするのだが、
残念、今回も間に合わなかったようだ。
合掌。

ちなみに今回の記事は
「えー、私もモグラ見たことがない。見たい見たい。」という
とある都市生活者からのたってのリクエストを受けて、書いてみたものです。
ビバ田舎生活… 


2015/05/16

猫にルビ

猫を飼っている方は、重々ご存知だろうが、
彼等は、我々の視線が集まるところにわざわざ鎮座するという性癖を持っている。

テレビの前などはまさにうってつけの好位置で、
なにもそこでくつろがなくても…、という場所を ちゃっかりキープするのは、
実に日常茶飯である。

 で、こういう事がおこる。

猫の背中にルビがふられている。 


え?今まで猫だと思っていたのに実は「伊勢海老」だったの?


でもホントは「河豚」だったの?


あら?すでに生物ですらないじゃん。「ヒモノ」って…。


なんだよそれ、最後に。


2015/05/15

Newspaperにアクリル

Newspaperにアクリルペインティング、
1983年の求人誌に掲載したイラスト。


Durutti Columnのジャケットみたいな感じを目指したんだけど… 、
あまり上手くいったとは言えない。