2009/10/06

「皇室の名宝 -日本美の華」

一昨日のブログでお伝えしたとおり、
昨日の午前中は「皇室の名宝 -日本美の華」@東京国立博物館、
この展覧会のブロガー用プレビューに行って来た。

以下、そのレポート。

ついに若冲の「動植綵絵」と対面できる時がやってきた。
はやる気持ちを抑えつつ、プレス関係者とともに、開催の挨拶を聞き、
取材の注意点のレクチャー等を受ける私。わくわくどきどき。
どうやら、与えられる時間は、1時間ちょっとと、意外に短いようだ、、、。
もちろん若冲以外にも、教科書でおなじみ「永徳の唐獅子」や、丸山応挙、横山大観の屏風絵などなど、、、
じっくり見たいものも数ある筈なのだが、今日はそうも言ってられない、
ここはひとつ、若冲いっぽんに絞ることにする。ウイーン、ガシャン!ロックオン完了!

で、さっそく入場。
こういう上品華麗なエントランスが迎えてくれるが、それを横目に第一展示室へ。

入ってすぐに南蛮渡来な感じの屏風絵「萬国絵図屏風」が思わず目に入ってきて、
「へえー、面白いなあ、、、」と足を止めかけるが、あ、いかんいかん、
まっすぐ進むと今度は正面に、狩野永徳の唐獅子がどおおーーーん、
「あー、やっぱ、本物は迫力が、、、」と見入りそうになるも、あああ、またまた、いかんいかん!

で、やっとたどり着いたのが、第2室。
この部屋がまるごと、目的の伊藤若冲「動植綵絵」全30幅を展示した、
ミラクル・スーパー・ワンダフル若冲ゾーンであった。

贅沢に一点ずつ時間をかけて、じっくりと絵を眺めていく。
緻密かつ大胆に色鮮やかに描き込まれた絵の中にひしめき合う
花や木、鳥、虫、魚、、、などの生き物たち。
その圧倒的な迫力が目から網膜の奥へと伝わり、
やがて後頭部がじんわりと痺れ、涙腺が思わずゆるんでくる、、、。

若冲はこの30幅の絵を、40代の頃、約10年間を費やして、
今回展示されていない「釈迦三尊像」三幅と共に描きあげたという。

なるほど、と不在の釈迦三尊像を、心の中で部屋の中央に浮かべてみる。
生きとし生けるものが、その多様な生命を謳歌し、まさしく仏と共にある。
実に実に美しい世界だ。
(2007年、これらの連作すべて揃った展覧会が、京都相国寺で開催されたが未見。
 うーーーん、今思えば実に残念!)

さてさて、そんな訳で、素晴らしいプレビューの時間はあっという間に過ぎていった。
あらためて、こういう機会を与えてくださった
「皇室の名宝」 ブロガープレビュー事務局の皆様に謝辞を申し上げる。
本当にありがとうございました。


あ、そだ。
事務局の方から宿題をひとつ、出されているんだった。
なになに、、、、
「もし1点だけ持って帰れるならどれにするか? どこに飾りたいか?」
ですか?

ここまで若冲若冲って言ってるんだから、当然選ぶのは「動植綵絵」からだよな、やっぱ。
うーーーん、悩んだ末に、選んだのはこの一点。

写真だとちょっと分かりにくいんだけど、真ん中の魚介の絵を選ばせていただきます。
ぎっちり描きこまれた他の絵と違って、程よくスカスカ感漂うこの絵なら、
リビングやダイニングルームにかけておいても、飽きることなく眺められそう。
群鶏図なんかは迫力ありすぎて、ちょっと食欲なくしそうだもんね。
その点、この絵なんかは、どことなくミロやタンギーを思わせるシュールなタッチで
インテリアにぴったしですな。

ちなみに、生地にプリントしてアロハシャツにするのも良さそうだ。
「あ、お前、良いビンテージアロハ着てるじゃん、
 げげっ!よく見ると、、、、
 それって!じゃっ!じゃくちゅーーーっ!!?」
と、仲間内の視線を集めること間違いありません。

御即位20年記念特別展「皇室の名宝 -日本美の華」

2 件のコメント:

  1.  イラさん

     KIDです

     素敵な展覧会ですねえ
     絵画には疎い(し、中々感動も出来ない無粋な)僕でも
     イラさんの説明を見ていると行きたくなってしまいます

     長女がイラストや絵が好きな様なので
     この話をしたら興味を示しそうです

     特にデザインされたTシャツなんかがあったら欲しがりそうです

     そうだ、イラさんの個展の予定はありませんか?
     是非娘を連れて行きたいものです

     芸術の秋ですねえ

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  2. KIDさん、こんにちわ。

    この展覧会は、ホント素晴らしいので、ゼヒ娘さんを連れて行ってあげてください。

    特に、僕がオススメしている若冲の「動植綵絵」が勢揃いするのは、
    東京では、じつに83年ぶりという事ですので、これを見逃したら
    今度いつ見られるか分かりません。

    あと、やっぱり若い時に、ホンモノの絵を見るというのは
    とても良いことだと思います。

    僕自身、高校時代に京都の美術館で見たアンリ・ルソーの絵が
    未だに心にしっかり残っています。
    あの時、あの絵を見てなかったら、ひょっとしたら、
    今、この仕事をしていなかったかも、、、、
    というくらい影響を受けています、、、きっと。

    ま、そんな感じですので、よろしかったら、ゼヒ。

    それから、僕も展覧会やりたいですね、もうそろそろ、、、。がんばります。

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